ALA (ARCHITECTURE LABORATORY for ART

JP / EN

WORKS

ALL ARCHITECTURE INTERIOR PAVILLION

Casalgrande Old House*

イタリア レッジョ・エミリア / 2011 / ギャラリー

イタリア・レッジッオ・エミリアの草原の中にたつレンガでできた民家を、タイル会社(カサルグランデ・パダーナ)のギャラリースペースへと改装した。隣地のロータリーには、大判のタイルを用いて作った「セラミック・クラウド」という名のモニュメントをデザインした。 セラミック・クラウドも、このカサルグランデ・オールドハウスも、ともにタイルの軽さ、薄さ、強さをデザインのテーマとした。20世紀には、タイルはコンクリートの上に貼り付ける仕上げ材であり、建築にとっては一種のお化粧であった。しかし、近年のタイル技術の発達によって、精度、強度のある大判タイルの製造が可能となった。その大判タイルを用いた、軽やかな「粒子的」な室内空間を作るのが、このプロジェクトの目的である。 大判タイルは、階段の踏面、本棚、テーブル、光を拡散する反射板などに用いられている。どの場合も、タイルの薄さ、軽やかさを表現するための繊細なディテールを追求した。レンガの古民家の「重さ」に対し、タイルの「軽さ」を付加し、重ね合わせる手法は、歴史的建築物の保存としても興味深い。 自然というものがそもそもグラデーショナルであるという認識がベースになって、このグラデーショナルの操作に興味を持ち始めた。人間の活動もまたグラデーショナルなものであるとしたら、家もまた様々なパラメータにおいてグラデーショナルであってもいいだろう。