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世界の終わりと環境世界 展

東京 / 2022 / 展示会場構成

GYRE表参道で催された展示の会場構成。ヤーコブ・フォン・ユクスキュルの〝環世界〟を手がかりに、新旧作家の作品を通して、オルタナティブな世界認識を問う展覧会。
 アニッシュ・カプーア作品を中央に配置し、それを対面の壁で草間彌生、荒川修作の映像作品によって挟み込み、同じく加茂昂の2つの平面作品もカプーア越しに対比させる、といった視線や領域感を交差させることで、作家の異なる知覚を並置重複させることを試みた。
 ギャラリー入口には、展覧会テーマを示唆する50冊の書物を閲覧するスペースを、建築足場の単管パイプでつくった。4種類の円弧を繋いだアメーバー形状に単管を並べ、それらをMDF製の棚でつなげることで閲覧スペースを確保しつつ、構造を安定させた。
 重々しい素材の単管が、普段見慣れない配列、それもリズミカルで有機的な形となることで、ダーティリアリズムでもなく、未来主義的でもない独特の空気感を獲得し、来館者をギャラリー内部へと、ひきつけて、奥に控える作品へと繋ぐ装置となった。

画像©2022 Mori Koda